前回のブログから、だいぶ間が空いてしまった。
その間に何があったか考えてみると、やっぱり大きな変化の時だった気がする。
落ち着いていなければ文章が書けない、というわけでもないのだろうけど、それでも変化の波の中にいる時にはそれに乗っていくのに必死で、特にそれが何かを生み出す直前のことならばやはり全集中でそこに臨んでいるんだろう。
自分では余裕を持ってやっているつもりでも、ちゃんと休む時間をとっているつもりでも、なかなか「ブログ書こうかしら」という気持ちにならなかったところをみると、そんなに余裕はなかったのかもしれない。
先日よりブログの中でも書いていた過去の作品の校正作業がやっと終わり、この度めでたく本の形となった。
いけーーー
とばかりに進めた校正作業は、早朝3時半より連日続いていたので、途中頭痛で数日倒れたりもしていたのだが、終わりよければ全てよし。
25日からはじまる蘆花浅水荘での展覧会『つむぐ思い かさねて』に無事持っていくことができそうなので、ぜひ、その場でお手に取っていただけたら嬉しい。
20年近く前に書いたこの物語は、新月から満月までの十五日間、アケビとカグヤという二人がひとときの交流をするちょっと不思議なお話。
他の方々に読んでもらうこと自体がほぼ初めてなら、どう感じられるのかも全く未知な作品だけれど、こうして本という形として物質化できたということが、実はもうそれだけで身体が震えるほど嬉しい。
アケビとカグヤは、長い長い間、いわば封印状態にあった。
書いた私自身でさえ、記憶の奥深くに沈めたこの物語のことを、長く思い出すことはなかった。
それが時が来てみればどうだろう、まるでこの蘆花浅水荘の展覧会でお披露目することが決まっていたかのような流れで、封印が解かれ、『月下草子』という本となり。
嘘みたいな本当の話だが、中秋の名月に発送され、満月の時刻に手元に届いた。

すべては完璧なタイミングで為されている。
何度も何度も、そのことを確認させられている今日この頃である。
2025.10.18 末富 晶

10月25日〜31日まで
滋賀県大津市にある『蘆花浅水荘』にて、黒川ツナ子さんとともに開催させていただくアート展『つむぐ思い かさねて』
私は花を生け、詩を聲とし、書籍を販売させていただきます。
「月下草子ーアケビとカグヤの十五夜ー」は限定50部となります。
詩集「世界のはじめに」ももちろん持参いたします。
会期中は毎日会場にいる予定ですので
タイミングよろしければぜひ、お立ち寄りいただければ幸いです。
黒川ツナ子 ✕ 末富晶 ✕ 蘆花浅水荘
〜つむぐ思い かさねて〜
画家と詩人・華道家によるアート展
2025 10/25 SAT,-10/31 FRI
AM10:00 – PM17:00
入場料 1,000円
蘆花浅水荘(記恩寺)
滋賀県大津市中庄1-19-23
主催 IKA LABORATORY
協力 蘆花浅水荘活性化推進委員会


